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30歳から始める自分磨きblog

自分磨きの題材を記事にしていきます。サウナ、ダイエット、ガネーシャの課題を実践しています。

映画「オンリーザブレイブ」をみた感想

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AmazonPrimeVideoで「オンリー・ザ・ブレイブ」をみました。

ネタバレはなるべく控えておりますが、ぜひ先に映画を見てからにしてください。

 

 

映画について

こんな人におすすめ

ノンフィクションが好きな人

ファイアムービーが好きな人

働く男の熱さがみたい人

 

あらすじ

部隊はアメリカ、未曽有の山火事に立ち向かった20人の森林消防隊の物語。
アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊指揮官のマーシュ(ジョシュ・ブローリン)は、迎え火を焚き、火をもって火災を抑え込む危険な仕事に従事している。

部隊が「ホットショット(精鋭部隊)」になることを目指しているマーシュは、妻のアマンダ(ジェニファー・コネリー)に勧められ、市の消防署長で親友でもあるデュエイン(ジェフ・ブリッジス)に、自分たちのチームを「ホットショット」に認定してほしいと相談する。デュエインに説得された市長は、審査を受けられるよう手配するのだった。

実際の山火事の対応で審査の合否は決まる。

はたして審査の結果はどうなるのか。

部隊の行く先にはアメリカ史上最も恐ろしい、山を飲み込むような巨大山火事が待ち受けていた…。

 

感想

広大な土地を要するアメリカの森林火災に挑む消防隊がテーマの作品。

火災というとどうしても建物火災をイメージしますが、こちらは天然の火薬庫ともいえる山での火事。

その消化方法も建物火災とは全く異なります。

火の動きを予測し先回りした場所で、ラインを描くように人力で溝をほり、木々を伐採し、火をつけておくことで、燃焼物をなくして延焼を防ぐという、まさに「火をもって火を制す」。

いつ火が回るかもわからない広大な山中を、重装備を背負って駆け回る過酷さは想像に難くありません。

そして最後まで見た衝撃といったらもう…。

史実をもとにした映画ということを知らずに見たので、え?え?と絶句しました。

事実は小説よりも奇なり、といいますがこの結末はフィクションでは描けませんね…。

この映画は火災現場だけがメインではなく、消防隊員たちの日常や、家族との関係も濃密に描かれているのでそのショックたるやもう…。

 しかし、火の表現や役者さんたちの素晴らしい演技、そしてエンドロールが素晴らしい映画でした。

オススメです。

 

印象に残ったシーン

 隊員の一人に「ブレンダン・マクダナウ」自堕落な生活を送りながらドラッグをたしなみ、いきずりの女の子を妊娠させるようなクズ男がいます。

しかし妊娠させたことで責任感が生まれ、今までの自分を反省し、真っ当に生きたいとしてマーシュの部隊に志願します。

訓練に参加する許可を得たものの、誰もマクドナウなぞ眼中にありません。それもそのはず、山を駆け抜ける訓練はあまりにも過酷なもので、他の隊員からは大きく出遅れ、ゲロをはき、ふらふらな状態でリタイアは誰の目にも明らかでした。

しかし遅れながらも決してあきらめずに最後までやりきったことで晴れて部隊に入ります。

最初こそお荷物扱いでほかの隊員からからかわれたりバカにされるのですが、同じ釜の飯を食べ、経験を積んでいくことで隊の一員として認められていきます。

物語の最終盤で体育館に向かうことになるのですが…。

ここの体育館の雰囲気はほんとに演技なのか?と思うくらい重苦しいです。

マクドナウの慟哭に胸が締め付けられます…。

そしてエンドロール…。必見です。